IN BRIEF
耐力壁の壁倍率は、メーカーが自由に決める数字ではありません。試験方法、試験体、使用材料、評価方法まで、定められた条件の中で性能が確認されます。
01 / NOT SELF-DECLARED壁倍率は、自己申告ではない。
壁倍率は、地震や風による水平方向の力に対して、耐力壁がどれだけ抵抗できるかを設計で扱うための指標です。
大臣認定耐力壁の壁倍率は、「当社が壁倍率7と決めた」という数字ではありません。定められた試験と性能評価を経て、国土交通大臣認定として決まります。メーカーの自己申告ではありません。
壁倍率は、メーカーが
自由に掲げる数字ではない。
02 / CONTROLLED PROCESS試験方法も、評価方法も決められている。
耐力壁の性能試験は、メーカーが都合のよい方法を選んで行うものではありません。所定の試験方法、加力条件、評価基準に沿って、壁が力を受けたときの挙動を確認します。
定められた方法で、耐力壁へ力を加える。
認定対象となる構成と条件で製作する。
木材を含む材料の品質条件をそろえる。
所定の考え方で試験結果を評価する。
耐力壁は、「強い試験体」を作れば認定されるものではありません。試験の入口から評価の出口まで、共通の条件の中で性能が確認されます。
03 / MULTIPLE SPECIMENS1体だけの結果では決まらない。
評価の対象になるのは、都合のよい1体だけの結果ではありません。複数体を試験し、それぞれの結果とばらつきを踏まえて性能を捉えます。
複数体の結果+試験結果のばらつき→性能評価
認定されるのは、特別に強い1体ではなく、管理された条件の中で確認された性能です。
04 / MATERIAL CONTROL木材の品質まで、試験条件に含まれる。
試験方法だけでなく、試験体に使用する木材の品質まで管理されています。柱や土台などに使う木材についても、密度、強度等級、乾燥状態などの条件が定められています。
定められた範囲の材料を使用し、試験体全体として偏りが生じないようにします。
同じ性質の材だけにそろえず、定められた範囲の中で材料を使用します。
試験体に使用する木材が、所定の品質条件に適合しているか確認します。
含水率が管理された乾燥材を使用します。
試験立会時に、使用する軸組材の条件を試験機関側でも確認します。
定められた条件を外れる材料は、試験体に使用できません。
05 / WHY IT MATTERSなぜ、木材の品質まで管理するのか。
木材は天然材料です。同じ樹種、同じ寸法であっても、1本ごとに密度や性質が異なります。そのため、耐力壁の性能を適切に評価するには、木材がもつ自然なばらつきも含めて試験する必要があります。
同じ樹種や寸法でも、材料の性質は完全には同じではありません。
複数の材料と複数の試験体によって、壁としての性能を確認します。
すべての木材を同じ性質にそろえるのではなく、定められた条件の中で材料のばらつきを含めることで、特定の試験体だけに左右されない評価につなげています。
木材には、一本ごとの違いがある。
だから、材料のばらつきも含めて評価する。
06 / FROM TEST TO RATING試験結果が、そのまま認定値になるわけではない。
試験で高い数値が確認されても、その数値をそのまま壁倍率として表示できるわけではありません。複数体の結果やばらつきを踏まえ、所定の評価方法と安全側の考え方を経て、認定のための値が決まります。
07 / SYSTEM LIMIT制度上の上限、壁倍率7。
FELVA耐力壁 プレミアム7 構造用合板大壁仕様は、性能評価上8.1相当の結果を得ました。一方、壁倍率には制度上の上限があります。そのため、認定された壁倍率は7.0です。
8.1という評価結果が、そのまま壁倍率8.1として認定されたのではありません。制度の上限を適用した結果が、壁倍率7です。
08 / FELVA耐力壁 プレミアム7構造用合板大壁仕様が取得したもの。
FELVA耐力壁 プレミアム7 構造用合板大壁仕様は、管理された試験条件と評価制度のもとで、制度上の最高倍率である壁倍率7の国土交通大臣認定を取得しました。
これは、メーカーが掲げた宣伝上の数字ではありません。材料、試験、評価のすべてを経て認められた性能です。
壁倍率7は、
数字だけではありません。
壁倍率7.0は、国土交通大臣認定FRM-0791に基づく値です。所定の性能を得るためには、認定仕様に従った設計・施工が必要です。
CONTACT